第1回 第3回
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島原鉄道は、長崎県諫早市を気転とし、島原半島を時計回りに四分の三周して、南端の加津佐町まで伸びる私鉄である。諫早湾に始まり、荒磯に波が砕ける早崎瀬戸まで、有明海の様々な顔を映しながら走る。
港から島原市街を歩いて5分。 列車を待ちくたびれた中学生は居眠り。
島原半島の南端、加津佐を出た列車は約一時間かけて島原外港駅まで走ってくる。
車内は学生と子供・お年寄りでほぼいっぱいである。
沿線の風景の中に、記憶のかなたに忘れてしまった時、失われた時間がよみがえる。
途中下車した。海があり山がある。そしてエンジンの音を響かせながらローカル列車が行く
島原半島北東端の町多比良に着いた。ここで下車しフェリー乗り場へ向かった。
半日の短い旅は、これから第三幕に入る。
次回は多比良からフェリーに乗り有明海を西から東へ横断。再び海の十字路を通ります。
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